最近は情報化が進み、SNSなどでフォロワーが多くちょっとした有名人のような方がいらっしゃいますよね。
そこでよく聞く相談が「ウィキペディア自分自身のページを作りたい」というものです。
自分自身でウィキペディアのページは作ることができるのでしょうか?
今回の記事では、自分のウィキペディアページを作りたい方のために、自分のページを作る方法を解説していきます。
自分で自分のページを作成するのは禁止、3つの理由
実は、ウィキペディアで自分自身のページを作成することは、3つの理由によって禁止されているのです。
中立的でなくなり設定が盛られやすいため
ウィキペディアは中立的な立場をとる媒体です。
自分自身で自分のページを作成すると、中身がどうしても中立的ではなくなってしまいます。
また、自分の事を書く場合、記載内容も自分に都合よく事実を盛ってしまうものです。
皆さんも、上司や先輩から「自分は昔、神童と言われたもんだ」なんて話を聞いて「うそでしょ」と思ってしまった経験はありませんか?
自分のページを自分で作成すると、つい設定を盛りすぎてしまうものです。
ウィキペディアではこうした中立的でなく、主観的な内容の記事は削除されてしまいます。
検証が不可能なものになる
ネットなどでよく見られる「ソースは俺」ですが、ウィキペディアでは通用しません。
第三者によって、客観的に確認できるものだけを記載することが推奨されています。
自分で作成したページは本人でなければ知りえない事が記載されたり、願望や抱負のようなものを記載されたりすることがあります。
ウィキペディアは個人の日記ではないので、そうした記述内容は削除の対象になってしまいます。
独自研究によるものが記載されてしまう
自分で自分のページを作成すると、公表されていない情報が記載されてしまうことがあります。
ウィキペディアはこうした内容は削除の対象です。
自分で自分に関する事を書いた場合は大きな問題ではないような気もしますが、これが他人のページだったらどうでしょう。
ある人のページに公表されていない情報が書き込まれた場合、『荒らし行為』とみなされてしまう可能性があります。
こうした記述はもちろん、ウィキペディアによって削除されます。
自分のページを作ると削除される可能性が高い!
以上の3点をふまえてみると、自分で自分のウィキペディアページを作っても削除されてしまう可能性が高そうです。
ですが「それでも自分のページを作りたい」という方のために、ウィキペディアで自分のページを作成する方法を解説します。
削除覚悟で自分のウィキペディアを作成する方法
ウィキペディア専門ライターを雇う
まず、普通のライターではなく、ウィキペディアの編集に精通しているライターを雇って自分の記事を書いてもらいましょう。
ウィキペディアでは独自の編集ルールがあります。
例えば、記載内容について出典が明記されていることや、第三者によって検証が可能なものであることなどを決まった場所に明記しなければなりません。
このルールをよく知らない人物が編集すると、ウィキペディアの規則に抵触して削除の対象となってしまうためです。
そのため、ウィキペディアの編集を得意とするライターを雇って自分のページを作成してもらうのです。
ライターを雇った事を極秘にする
当たり前ですが、ライターを雇ったことは絶対に秘密にしなければなりません。
もし万が一、情報がもれてしまうと「この人はライターに自分のページを作成させました」と削除申請されてしまうからです。
削除要請が来たら静観して何もしない
大切なことですが、もし自分のページを作成した後で、そのページが「活発な議論がされているページ(荒れているページ)」になってしまい、削除要請が来てしまったとします。
その時は、何もしてはいけません。
この時下手に動いて、ライターを雇い「削除要請は不当だ」「書いてあることは有益だ」などと意見を書きこんでも
「自身のページを消されないように、複数名になりすましてウィキペディアの平和を乱している」と認識されてしまう恐れがあるためです。
自身のページが荒れてしまったり、削除要請が来たりした時は諦めて静観するよう心がけましょう。
実はこんな方法も!自分のウィキペディアを作る方法
自分で自分のウィキペディアページを作るのはなかなかハードルが高いということが、ご理解頂けたかと思います。
最後に、リスクのない自分自身のウィキペディアページ作成方法を解説しておきます。
自分の公式サイトやブログに書いてみる
自分の公式サイトやブログ、SNSを通して「誰か、自分をウィキペディアに書いてくれないかな」と主張してみましょう。
それを見たウィキペディアに精通した人が、あなたのページを作成してくれるかもしれません。
こんなウィキペディアを利用してみる
実は本物のウィキペディアではないのですが、こうしたサイトでウィキペディア風の自分史を作ってみるのも面白いですよ。
これらのサイトでは無料でウィキペディア風のページを作る事ができます。
基本的にはゲームなどの攻略サイトとして使用されています。
しかし、ウィキペディア風の自分史を作って自分をアピールしたり、宣伝したりすることもできる優れものです。
ウィキペディアのページを 自分で作るのは注意が必要
ウィキペディアに自分の項目ができたら、著名人の仲間入りのようで嬉しいですよね。
ですが、自分自身で自分のページを作成するのは削除されてしまう可能性が高いためオススメできません。
ウィキペディアを専門とするライターを雇って、自分のページを書いてもらう事もできますが、削除されたとしても静観するよう心がけましょう。
リスクなく、自身のウィキペディアを作る方法として、自身のブログやSNSで読者に呼び掛けてみたり、無料のウィキサイトで自分史を作ってみると言った方法があります。
それを見た誰かが、本当のウィキペディアにあなたの事を書き込んでくれる日が来るかもしれません。