「うちの会社でも何かブログをやって情報配信しよう!」
こんなムチャぶりをうけて、今日も仕方なく企業ブログを書いている…そんなweb担当者様はいらっしゃいませんか?
今回の記事では、具体的に面白い企業ブログをご紹介。
さらに企業ブログを面白くするために、やってはいけないNG例と面白くするためのポイントをお伝えします。
企業の面白いブログを紹介
株式会社ベイジ
こちらの会社はBtoB企業のためのウェブ制作会社です。
ベイジのブログを一言で表すなら「魅力的なタイトルばかりのウェブマガジン」です。
内容は基本的にウェブ制作に関する事が多いのですが、内容は多岐に渡っています。
●デザイナーと働くうえで知っておきたい4つのタイプ
●相手の負担を軽くするメール送信時のポイント
●知っておくと便利な思考フレームワーク
など、ウェブ制作業界でよくある事例を交えながら対応策を解説するもの、日常業務の中で役に立つテクニック、ロジカルシンキングの方法といった「あれも読みたい、これも読みたい」と気になるタイトルが多く取りそろえられています。
サイバーエージェント
サイバーエージェントのブログは「オシャレなファッションマガジン」に近いブログです。
ブログのサムネイルもデザイン性に富んでいて、ついクリックしてみたくなります。
また特にオススメなのが「女性のキャリア」カテゴリー。
新卒から中途採用まで、さまざま女性社員が、いろいろな視点から女性のキャリアについて書いているのですが、内容が十人十色で個性が出ています。
ファッション雑誌のような華やかなデザインと相まって、ついクリックして読みたくなる作りがうまいブログです。
BRISK
BRISKはホームページ制作会社です。
こちらのブログは「ホームページ制作の教科書」のよう。
「ホームページ制作をどこかの会社に依頼したいな」というユーザーにはもちろんのこと、「自分でホームページを制作していて●●に困っている」というユーザーにも訴求できる内容。
ホームページ制作において、有用な無料ツールや、デザインの参考例なども見る事ができるので、つい他の記事もクリックしてしまいます。
企業のブログを面白くする3つのポイント
ユーザーの役に立つ情報であること
ブログを書くとき、多くの方が書いてしまう内容が
「自分が言いたいこと」「ユーザーに知ってほしいこと」を書く事に注力してしまいます。
ですが、ユーザーからしてみると、そうした情報は求めていないことが往々にしてあります。
書く内容は「ユーザーの役にたつ」ものであることを意識しましょう。
何度も来たいと思う内容であること
ブログを始めても、すぐには結果が出ません。
そのため、ほとんどの人が2~3ヵ月で止めてしまいます。
ですが、更新頻度が少なくても時間をかけて記事を増やす事で、訪問してきたユーザーが「お、この記事も読んでみたいな」と思ってもらえる記事が出てきます。
みんなに知らせたくなる情報であること
ちょっとしたお役立ち情報や普段の仕事で得た「気付き」などは、つい人に知らせたくなりませんか?
企業のブログに書く事に困ったら、こんなちょっとしたお役立ち情報を書いてみて下さい。
企業ブログを書く時のNG例3つ
新商品や入荷のお知らせしか更新していない
残念ながら、前述した通り、こうした情報は「自分が知らせたいこと」であり「ユーザーが知りたいこと」ではありません。
こうしたページを見てくれるのは、熱心なファンか社員か社長しかいないのです。
こうしたページを更新しても、ユーザーの検索流入数は上がりません。
本業と関係ない流行の話
話題になっているテレビドラマの話などを入れて、検索流入数を上げる、運が良ければその記事が話題になって、多くの人が記事を読みに来てくれる…こんなラッキーなパターンもあります。
ですが、本業と関係のない話で人気になってそうした話題が増えてしまうと他のユーザーからすると「この会社、何をやっている会社なの?」になってしまうので注意が必要です。
スタッフの内輪話
これは一番やってはいけないことです。
ユーザーの役に立たないばかりか、また来たい!と思われる内容でもなく、みんなに知らせたい内容でもないからです。
もし、スタッフの内輪話をする時も、ユーザーのターゲティングをするだけで違ってくるもの。
- 就活中の学生向けに新入社員の1日の流れを記事にする
- 新入社員向けに、ビジネスマナーの基本的なことを記事にする
- 実際に会社であったトラブルなどの実体験を通して、回避策などを記事にする
少し工夫するだけで、ユーザーの役に立つ記事にすることは可能です。
企業ブログ作成の面白い基準はユーザー目線であること
企業ブログを作成する時、多くの方が「自分の言いたいことを書く」になりがちです。
ブログの記事は「誰に向けた記事なのか」を明確にするだけで、目的がはっきりして記事の起承転結がつけやすくなります。
- ユーザーの役に立つ情報であること
- 何度も来たいと思われるよう記事数を増やすこと
- みんなに知らせたくなるような内容であること
こうした事を意識するだけで、今まで何となく書いていたブログに目的が生まれぐっと書きやすくなりますよ。
今回ご紹介した実際の企業ブログも参考にして、ぜひ楽しくブログ運営してくださいね。