Twitterやインスタグラムなど最近は企業でも運営しているところが多くなってきました。
中には多くのフォロワーがいて、バズったり、ニュースで取り上げられるなど人気を博している企業もあります。
でも、反対にSNS運用がうまくいかず思うように集客ができていない企業も。
今回は、Twitterを利用した集客方法の中でも大きな成功を収めている企業の特徴をまとめてみました。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
体温を感じられるツイートに定評がある『SHARP 』
SHARPといえば家電ですが、SNS上ではSHARPといえば「中の人(Twitterで実際につぶやいている社員の方を指す言葉)」を思い浮かべる人の方が多いでしょう。
そのくらい、SHARPのTwitterは有名です。
2020年9月末現在でフォロワー数はおよそ83万人を誇り、1ヵ月で1憶インプレッションを稼ぎ出します。
当初はSHARPのTwitter担当者も、広告的な内容などを書き込んでいたそうです。
転機が訪れたのは、ニュースで「SHARPが経営の危機」と報道されたとき。
多くのTwitterユーザーに「SHARPさん、経営危機大丈夫ですか?」と心配されたそうです。
それをうけて、担当者は「(´-`).。oO( きょうは眠れるかな…)」とツイートしました。
それがフォロワーに大うけ、一躍企業の人気SNSに躍り出ました。
SHARPのTwitter担当者はその経験から「ユーザーが企業のSNSに求めているのはコミュニケーションだったんだ」と強く感じ、現在も「体温をのせた言葉をつぶやく」ことを実践しているそうです。
SHARPで人気を博した主なツイート内容
何も当たらないキャンペーン
リツイートやハッシュタグをつけて投稿するとプレゼントが当たる、といったキャンペーンを打つ企業は多いですよね。
しかしSHARPはそれを逆手にとってうけを狙い、大当たりしています。
ユーザーのために自社製品以外の製品をツイートすることも
三菱電機やパナソニックのエアコンの試運転ページなども掲載していいます。 SHARPのTwitter担当者さんは「『シャープさん』とは、企業アカウントでありながら生活者から承認され、友人・知人になれないか、という試み」と話しています。
2つの手法が相乗効果を生み出す『スターバックスコーヒー』
2020年9月末時点でスターバックスコーヒーのTwitterのフォロワーは484.9万人にも上ります。
スターバックスコーヒーのSNS運用の特徴としては主に2点です。
ユーザー参加型の企画
今やインターネット上でも大人気の心理クイズ。
スターバックスコーヒーはSNSでこういったものを効果的に取り入れています。
何となくクリックして参加したくなってしまいますよね。
また、一般的に女性の方が男性よりこういったクイズや心理ゲームが好きと言われていますが、スターバックスコーヒーをよく利用する「若い女性」にターゲットを絞った効果的なSNSの使い方といえます。
徹底的にオシャレにこだわった写真でブランド力を強化
スターバックスコーヒーのTwitterにあげられる写真は全て、とてもキレイかつオシャレです。
「ただオシャレな写真を載せるだけ?」と侮るなかれ。
美しい写真や画像は人の気持ちに「いい写真だな、誰かとシェアしたいな」と思わせます。
自社の製品の写真が多くの方にシェアされることは、それだけで大きな宣伝なのです。
また「スターバックスコーヒーで〇〇を飲んでる」という文章と『スターバックスコーヒーの飲み物」の写真が添えられたツイートを誰しも見た事があるのではないでしょうか。
とある調査によると、女子大生100人のうち実に85人もの女性が「スターバックスコーヒーの写真をTwitterにあげた事がある」と答えたそうですから驚きます。
「スターバックスコーヒーはオシャレ、そこで私も写真を取ればオシャレになれる」という自信のブランド力を余すところなく発揮しています。
顧客サポートにこだわったSNS運用
auサポートの例
とあるTwitterユーザーが「au電波が弱い」とつぶやいた所、auサポートから返信があったそうです。
さらにその後、DMを通してユーザーとやり取りを重ね、実際にauサポートの方が現地へ調査に行ってくれたというのですからびっくりですよね。
そのユーザーが後に「愚痴ったらauサポートさんが現地調査までしてくれた」と喜びの投稿をしています。
『アスクルお客様サービスデスク』『Huluカスタマーサポート』の例
アスクルは自社製品の不満や不備を細かくサポートしています。
またタレントの中居正広さんが「個人事務所を立ち上げた時はアスクルで揃えた」と発言したさいには「4番の重責に応えられるようホームランを量産したい」と野球が好きな中居正広さんに合わせたユーモアのある回答をしています。
Huluカスタマーサポートも、ユーザーの不満点をサポートするという立ち位置は同じです。
特徴的なのが「#お願いHulu」です。
TwitterでHuluに対しての要望をつぶやくと、それをひろいあげてくれるというサービスをしています。
どちらも自社製品を利用している方を、自社へより強く繋ぎとめる作戦として成功を収めています。
面白い企業のSNS、その特徴をまとめました
人気のある企業のSNS、その中でもTwitterで人気を博しているものの特徴をまとめました。
大きく分けて
- 体温を感じるツイート内容であること
- ユーザーがつい参加したくなる企画をあげること
- オシャレな写真などでブランド力を保ち多くの人にシェアされること
- 徹底した顧客サービスで自社製品をもっと好きになってもらうこと
こうした特徴があげられます。
これからSNSで集客を計画している、という方はぜひ参考にしてくださいね。