会社の広報（マーケティング）担当にはどのようなスキルが必要でしょう？
広報としては会社の評判を調べる必要性も出てきますが、その時にかかせないのが“エゴサ”です。
エゴサとは？という基本的な内容から、その必要性、調べ方まで確認していきましょう。
分かったつもりでいても意外と盲点になっていることがあるかもしれませんからね。
まとめてみたので良かったら参考にして下さい。
エゴサとは？
まず、企業の広報担当にかかせないスキルでもある“エゴサ”とはなんでしょうか？
いわゆる「エゴサーチ」のことなのですが、こちらはネットの検索機能を使い、個人や企業、作品や商品などありとあらゆるものの評判を確認することを指します。
インターネット上にはあらゆる情報が溢れていますが、よりリアルな本音をリアルタイムで確認できる方法として、エゴサはとても有効でしょう。
情報は毎日更新されていますし、一時的に実施した自社のアンケート企画などでは探れない部分というのもあります。
エゴサでは自社の人間だけではなく、企業に関わりのない一般の方々の意見を調べることができますから、広報を担当する者としては、日頃から業務の1つとして行っておきたい活動ですね。
なぜエゴサが必要？
そんな“エゴサ”ですが、なぜ企業の広報担当に必要とされているのでしょうか？
エゴサをすることで具体的にどのような意味やメリットがあるのか、その必要性を順に確認していきましょう。
自社の評判やニーズの確認
まず、エゴサをすることによって自社の評判を確認することは大きな意味を持ちます。
当然ですが評判の悪い企業は先行きが不安になりますし、そのような企業の商品は一般の方々も避けるようになります。
“自社または自社が取り扱う商品について人々がどう思っているのか。”
この本音をリサーチし、どのような結果であれ企業の一員として受け止めていきましょう。
そしてその結果をもとに自社の評判をあげていくような改善策を練るなど、より良い方向へシフトできるよう広報として考えていく必要があります。
エゴサをすると「もっとこうだったらいいのに」というような、一般の人々が求めているニーズも直接目にすることが出来ます。
このような情報は企業としてもプラスになる部分は大きいですし、広報として行うべきブランディングへの理解が深まるなど、一般社会とより良い関係を築いていく上でかかせない活動と言えます。
リスク対策
SNSが普及してきた昨今、ささいなことでも一気に炎上してしまうことがあります。
エゴサを行うことは、そのような炎上の原因になる火種をいち早く見つけることにも繋がりますよ。
早くに発見できれば対策・改善も迅速に行うことが可能ですよね。
企業として商品を販売していく上でダメージになりそうな要素は、広報活動の妨げになるので早期発見がマストです。
マーケティングへの反響調査
広報担当としては、より効果的なマーケティング活動をする必要があります。
そのため自分達が行ったマーケティング活動への反響調査もしておきましょう。
一般の方々の反響は、販売戦略のヒントになります。
行ったマーケティングに対する反応にも目を配ることが、さらに優れた広報活動へと繋がります。
会社の評判の調べ方
エゴサについてお話してきましたが、具体的にどのように会社の評判を調べると良いのでしょうか？
「口コミ」と「SNS」の2つに分けてチェックしていきましょう。
口コミサイトの書き込み
ネット上には口コミサイトが多数存在します。
勤めていた人が会社の実状を書き込むタイプのものや、お客様が商品や店舗についての感想を書くタイプのものまでさまざまです。
とにかく「自社名+口コミ」などで検索してヒットするサイトはチェックしてみましょう。
口コミサイトに書き込むくらいですから、良い意見も悪い意見もそれなりに強い感情で書いている可能性があります。
SNSへの投稿
SNSへの投稿は、PRでない限りかなりの確率で本音が伺えます。
特に匿名の場合は企業や商品に対する過度の配慮は必要ないですからね。
TwitterやInstagramでは、社員が本音を話している、お客様が製品について投稿している、というのはよくある話です。
「社名」「商品（製品）名」「サービス名」「店舗名」など、自社に関連するワードでエゴサしてみましょう。
「＃（ハッシュタグ）」を辿ることでもたくさんの情報を得られますので、リサーチの際にはそちらも活用するのがおすすめです。
Twitterだと本音でやりとりしている会話が見つけやすい、Instagramだと写真付きでの口コミ投稿が多く見られるなど、それぞれ違いがありますのでその辺りも上手く使い分けていけると良いですね。
会社の評判の調べ方まとめ
マーケティング活動を行ううえで、エゴサでの情報収集はかかせません。
できるだけリアルな声を収集し、広報活動に活かしてみて下さい。
あらゆる視点からの情報を得ることで、より効果的なマーケティング方法を見つけていきましょう。
