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広報

広報をわかりやすく解説!役割と仕事内容を完全解説

「広報って何をしているところ?」

「広報について基本的なことを知りたい!」

こうした疑問を抱いている方は多いはずです。そこで、この記事では広報とは何かの基本を徹底解説。広報に配属されて右も左もわからない方の不安が少しでも軽くなればと思います。

広報の仕事は?

広報の仕事を簡単に言うと「企業の活動を広く報じる」ことです。単に広く報じるだけでなく、消費者や取引先にとって「良い会社だな」「応援したい企業だな」と感じてもらう必要があります。

消費者や他の企業に良いイメージを持ってもらうために、広報部は日々活動している、と捉えて頂けるとわかりやすいでしょう。

広報と広告はどこが違う?

「広報と広告ってどう違うの?」これも広報の仕事に疑問を感じている方からよく聞かれる質問です。

広報と広告には大きく3つの違いがあるので解説します。

1つ目の違いは「取引相手」です。広告の場合、マスコミの広告局や広告代理店が取引先です。一方で、広報の場合は新聞記者や取材ライター、テレビでは放送作家などが相手となって取引をしていきます。

広告はお金を出す企業がクライアントになりますが、広報の場合どちらがクライアントという立ち位置ではありません。広報担当者はマスコミを通じて自社の取り組みなどを宣伝し、マスコミは優良な企業と良質なコンテンツを作ります。双方がお互いの良い点を引き出し合う役目を負っています。

2つ目の違いは「露出の違い」です。広告はお金を払ってCMやポスターのように広告枠を買います。しかし、広報の場合は自社のプレスリリースを配布するなどして、取材やメディアを誘致していきます。

3つ目の違いは「目的」にあります。広告の目的は、自社商品など販売促進が主な目的です。一方で、広報の場合ブランド力のアップや自社のファンを増やす、取引先との良好な関係の維持といったことが目的になっています。

広報に必要な3つのスキルを覚えておこう!

PRするスキル

マスコミに対して代金を支払って、企業がスポンサーとなってメディアに扱ってもらうのが「広告」です。一方で、マスコミ側が主体となって記事や報道を通してメディアに企業や商品が取り上げられることを「フリーパブリシティ」と呼びます。これこそが広報の仕事です。

自分たちの表現したい企業イメージをどうPRすれば伝わるのか、マーケティング的なPR思考が必要と言えます。

現実とネットをつなぐスキル

現在はテレビで紹介された情報はスマホやパソコンを通してTwitterやインスタグラムなど、他のコンテンツで検索されます。企業サイトから社長プロフィールを見たり、配信している動画を見たりとさまざまなプロセスを経て、実際に問合せをする、来店するといった行動に現れます。

現代の広報は、テレビに出したら終わり、ではありません。その後のユーザーの「動線」を予測し、前以て「導線」を用意しておく必要があるのです。

現実とネットを繋いで、ユーザーを目的地へ誘導するスキルが大切です。

予測するスキル

「最近の若い人たちは〇〇なんだね、全然ついていけないよ」などと悠長なことを言っていてはいけません。

最近の若者は、わからないことがあると、すぐにネットやTwitterなどで単語を検索し、時には動画などから情報を習得します。

しかし、この若者たちは数年すると我々の顧客になるわけです。こうしたターゲット層の変化に応じて、PR内容を変える事は広報にとって重要なことです。

これからの時代はどんなPRが受け入れられるのか、5年後の購買層はどう変化しているか、時代を予測するスキルも広報には欠かせません。

広報に必要な力を鍛えるには?

「どうすれば広報のスキルを鍛えられますか?」こんなお悩みをよく耳にします。

それは「多くのメディアに触れること」に他なりません。

経済的に難しいかもしれませんが、新聞紙をなるべく多くとる、日経MJはマーケティングについての施策が多く載っているので特におすすめです。

他にも、Yahoo!ニュースや、SmartNewsなどのアプリをチェックして、どのような企業がどのような手段で、どんな内容のメディア展開をしているのか研究することは大切です。

具体的な広報の仕事を紹介

経営状況の把握

広報担当者になった方の中には先輩や上司から「広報は経営者の焦りを知り、営業の苦労を知れ」といった言葉を聞いたことがあるかもしれません。

広報は経営に関する情報を発信することが多く、メディアにも「会社の顔」になります。

その時に、自社の経営状況やフロントラインで働く営業の方の現状が把握できていないのでは話になりません。

経営会議やミーティングに出席するなどして、経営状況を把握するよう努めましょう。

自社メディアやSNSを利用した情報発信

もはや世界中の人々が、ネット無しでは生活できません。Twitterやインスタグラム、YouTubeといった動画を毎日チェックしている方は多いはずです。

広報の仕事は、こうしたSNSなどを通して情報発信することも仕事の1つ。とはいえ、こうしたコミュニケーションツールはユーザーとの距離が近いためコミュニケーションがとりやすい反面、考えなしの言動で炎上するリスクもあるので要注意です。

プレスリリースの作成

広報担当者は、企業がメディアに向けて発信する新サービスや商品に関する公式発表のことです、こうした情報がメディアに取り上げられることで、企業のサービスや認知向上、ブランディングにつながります。

また、プレスリリースに関して、新商品や新サービスなどのサイトなどが適切に運営されているかチェックするのも広報の大切な仕事です。トンマナはもちろん、ブランドイメージと異なるような表現などがないか厳しくチェックを行います。

広報はコミュニケーションのプロ

広報と聞くと、テレビや雑誌の取材に答えたりする華やかな仕事?とイメージされる方も多いはず。

しかし、実際は企業の顔として責任重大な仕事であり、経営状況やフロントラインの苦労を知っていなければ全うできない職種です。

特に、社内・外を問わず円滑なコミュニケーション能力が要求されるものなので、会社はもちろん、人や商品を愛していないと務まりません。

とはいえ、広報の目的や必要なスキルなどにとらわれ過ぎず、まずは会社の抱える課題を把握し、どうすれば解決できるのか、考えることから始めてみましょう。

この記事についてのご質問は「オンライン広報部」まで

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