TwitterなどのSNSに「LinkedIn」のアドレスを掲載している方が多くなってきました。
LinkedInは、ビジネスに特化したSNSです。
この記事では、LinkedInとは何か、登録方法や活用方法などを解説していきます。
LinkedInとは
LinkedInは「ビジネス用のFacebook」とイメージすると解りやすいかと思います。
LinkedInは、アメリカ生まれのSNSです。正式な読み方は「リンクトイン」であり、「リンクドイン」ではありませんのでご注意を。
世界200以上の国と地域に7億4000万以上のメンバーを持つネットワークサービスとなっています。正式にリリースされたのは、なんと2003年ですから20年近い歴史を持っています。
Facebookと同様に実名の登録が義務付けられているため、SNSの中でも匿名性が高く一人でいくつもアカウントを持てるTwitterとは大きく異なります。
LinkedInは「情報も、スキルも、つながりも。あなたの仕事と未来を支えるSNS」と銘打っており、ビジネスでのつながりを特化させています。
「つながり」と聞くと「Facebookとは違うの?」と疑問を持つ方もいらっしゃるはず。
確かに、LinkedInもユーザーとして登録をして他のユーザーと「つながる」、気になるユーザーと「つながる」など、基本的な使い方はFacebookを同じです。しかし、LinkedInとFacebookは活用シーンが大きく異なるので解説します。
LinkedInとFacebookの違いは?
LinkedInで見られる投稿は以下のようなものが挙げられます。
- ビジネスニュース
- 仕事の成果共有
- 転職の報告
- 採用情報
一方で、Facebookで多く見られる投稿はこうしたものです。
- 誕生日や結婚の報告
- 飲み会の写真
- 子どもの近況
- 自身のライフスタイル記録
LinkedInでは、誕生日や結婚、子どもについて投稿しているユーザーはほとんど見られません。飲み会の投稿などビジネスと関係のない投稿をすると、削除依頼が来るケースもあります。
「Facebookを利用しているけれど、プライベートと投稿ばかりで面倒」「Twitterは匿名性が高いため仕事の依頼をしにくい。ビジネスで活用できるようなSNSを探している」こんな不満を感じている場合、LinkedInを利用した方がいいでしょう。
LinkedInの登録方法
LinkedInの登録方法はひじょうに簡単です。
- メールアドレスを登録
- 氏名を登録
- パスワードを設定
- 住んでいる国と、地域を設定
これだけで基本的な設定が完了します。
LinkedInで他に登録できる設定は以下の通りです。プロフィールを充実させると、自分にプロフィールが近い方が表示されます。
- 職歴
- 学歴
- 資格
- ボランティア経験
- スキル
- 実績
LinkedInで何ができる?
個人の場合
個人でLinkedInを使用する場合、自己紹介のツールとして利用できます。自分のLinkedInのプロフィールページURLをクリックしてもらえば、自分の経歴をすぐに伝えられるでしょう。
LinkedInは転職活動にも利用できます。LinkedInでは「求人」というボタンがあり、企業の求人が掲載されているため気になる企業があったら応募することが可能です。
アイコンに「OpenWork」の表示を出しておけば、企業からスカウトメールが来ることもあります。
また、LinkedInに登録している方とつながることで、人脈作りが可能です。個人事業主の方やフリーランスで働いている方は、LinkedInのつながりから思わぬコラボレーション相手が見つかるかもしれません。
法人の場合
法人で活用する場合は、採用活動で利用している企業が大半です。リンクドインは基本的には無料で利用できるので、採用活動のコストを大幅にカットできるでしょう。
法人向け機能の中で、無料で利用できるのは以下の6つです。
- 会社ページの作成
- 会社ページでのコンテンツ発信
- 会社ページのデータ分析
- 求人の掲載
- つながり申請
- DM
一方で、有料でないと利用できない機能もあるので覚えておくといいでしょう。
- 会社ページのコンテンツを充実させる
- InMail
InMailとは、つながりのない人にもDMが送付できる機能です。
他にも、会社ページで商品やサービスをPRできます。とはいえ、PR投稿ばかりでは他のユーザーが離れてしまうので注意が必要です。
LinkedInがおすすめなのはこんな人
転職や採用活動に使用したい
LinkedInはビジネスネットワークを構築するためのツールです。自分のビジネスパートナーを探すことはもちろん、優秀な人材をスカウトしたい企業にも最適と言えるでしょう。
海外にネットワークを持ちたい
LinkedInは海外のユーザーが圧倒的に多いツールです。そのため、海外進出を検討している企業や、海外で働く人とつながりたいというユーザーにおすすめです。
ただし、個人でLinkedInを利用する場合、美男美女のユーザーにはご注意を。モデルのアイコン写真と豪華なプロフィールページで人目をひき、架空の投資話を持ち掛けて金銭をだまし取る手口があるので気を付けましょう。
情報収集をしたい
LinkedInにはラーニング機能が備わっています。動画コンテンツは日本語のものだけでも30,000以上、英語のコンテンツともなれば数十万以上にもなります。
こうしたコンテンツで学習することも可能ですし、LinkedInでは専門家やプロの方の投稿を見られます。そこから、業界の最新情報を取り入れられるので、登録するだけでも十分価値があるでしょう。
LinkedInを活用してビジネスネットワークを広げよう
LinkedInは実名登録が義務付けられているSNSです。しかし、同じく実名登録で利用するFacebookとは異なりプライベート投稿がない「ビジネスに特化したコミュニケーションツール」となっています。
飲み会の写真などを投稿して、削除依頼がくるケースもあるようなのでプライベートとビジネスをきっちりと分けたい方におすすめです。
LinkedInでは、プロフィールページを充実させることで、職歴や学歴が似たような方が表示されつながることが可能です。これをキッカケにして、思わぬコラボレーション相手が見つかるかもしれません。
LinkedInを活用してビジネスチャンスを広げてみましょう。